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2012年07月12日

今日は“うんちく”デス・・・

「冷卸(ひやおろし)」とは、

 春先にしぼられた新酒に火入れ(加熱処理)を行い、

 夏の間にひんやりした酒蔵の中で貯蔵して程よく熟成させ、

 秋になって、蔵の中と外の温度が同じになる頃から

 冬にかけて瓶詰めして出荷したお酒のことをいいます。


「秋の季節酒」と言われていて、秋の季節にまろやかな旨味を
堪能できるお酒として知られています。


しぼりたて時にはフレッシュで荒々しかった新酒が、
熟成されるとまろやかでふくらみのある味わいになります。


日本酒は通常、
貯蔵前と瓶詰め前の2回の火入れ(加熱殺菌)を行いますが、
『ひやおろし』の場合は貯蔵前に1度だけ火入れを行うだけで、
出荷時は火入れを行いません。


その昔、秋の訪れと共に、程よく熟成したこの酒を、
火入れせずに「冷や」のまま、貯蔵用の大桶から 
出荷用の木樽へと移(おろ)したことから


 「冷移(ひやおろし)」


と呼ぶようになったそうです。


また、「生(ひや)で瓶詰めをする」こと、

「秋から冬の冷える季節に出荷される」ことからも

『冷移(ひやおろし)』と呼ばれているようです。


ちなみに、夏を越して酒質が向上する酒を、昔は


 「 秋あがり 」

 「 秋晴れ 」と呼び、


逆に酒質が低下する酒を


 「秋落ち」


と呼んでいました。


知っていると、お酒がもっと楽しくなります。

近日中においしい『ひやおろし』の紹介をしますので、楽しみにしてください☆

  

Posted by ヨコヤマ at 17:08Comments(0)